
今朝方、久しぶりに劇団フジでお世話になっていた
演出家の田村丸さんの夢を見ました。
初めてお会いしたのは、劇団フジのオーディションを受けた2013年頃でした。
標準語を扱うプロの劇団の空気感にビビり散らかして、ド緊張の最中でした。
東京からいらっしゃるから標準語で、言葉運びがキレッキレで、商業演劇の経験もない状態だからついて行くのも必死、毎日泣きながら両親に相談したことは今でもいい思い出となっています。
(当時周りの皆さんには本当にお世話になりました。感謝です🙏)
そんな愛ある優しい厳しさを持つ先生の夢を見たんですね。笑
夢では、田村丸さんは、誰かに演技指導をしていました。
私は少し離れた椅子に座って、それをぼーっと見ながら、
「新作でもあるんかなー」なんて思っていました。笑
すると田村丸さんから、
「お前は、本当におっちょこちょいなのは、変わらないねー」
と、鼻で笑われました。
……久しぶりに夢に出てきて、第一声がそれですか。笑
昨年の6月に稽古中に怪我して、今年転けてアンカー脱転して再入院して手術したのに数日後に車椅子ですっ転んだ後だから、ぐうの音も出ませんでした。笑
目が覚めてから、ふと田村丸さんのことを考えていました。
そういえば、9月は田村丸さんが亡くなられた月。
2017年9月14日でした。
そして、昔いただいた言葉をひとつ思い出しました。
2013年6月のアトリエ公演の「女流漫画家騒動記~9月になったら…」の麻川愛美役の稽古中に、私がド緊張で周りよりもできない自分にコンプレックスと周りへの申し訳なさから爆発したときに、
廊下の自販機前の長椅子に手招きされ、話を聞くからおいでと呼んでくださったんです。
「コンプレックスだらけで息ができない。私なんか辞めた方が、皆さんのためになるんじゃないか」
これも話したように覚えています。笑
先生からは、
「調子のいい麻川愛美を経験ないお前を選んだのは俺だよ。誰に言われても、気にしちゃだめ。最終判断は俺しかやらない」と言われました。
全くの若手に、すごい判断だよなと思います。私ならできない判断材料しかないだろうに。笑
「役者として大事なのは、お客様にセリフを届けること。セリフを丁寧にラッピングして、熨斗をつけて手渡ししなさい。
言うのに、演じるのに必死な今のままでは、乱暴にほらよ、受け取れよと投げつけているのと同じ。それなら素人だ。
劇団フジの客演として、プロのステージに立つなら、手渡されたセリフは、誰を輝かせるためのセリフなのか、考えなさい。
役を生きるんだよ。失敗の不安を持ったり、現場で恥をかくのは、お前が役と生きてないからだよ。」
この言葉をきっかけに、私の意識や視点は変わりました。
セリフを上手に言うことではなく、その役として生き、相手に届けること。
「役を生きる」ということの意味を、初めて少しだけ理解できたように思います。
そんな周りに助けて支えてもらって迷惑かけてばかりのスタートから、あれから随分経ちました。
活動する場所も、届ける言葉も変わりました。
それでも、「誰に、どう届けるのか」を考えることは、今も変わっていません。
……本人は相変わらず、おっちょこちょいらしいです。笑
田村丸さん、今朝はありがとうございました。
頑張って身体を治すことを優先に、前を向きます。

コメント